令和ピボットニュース

令和ピボットニュース 2020/07/31

令和ピボットニュース(2020年7月31日号)/各国消費減税、MMT、GDPマイナス33%、休業補償、消費税反対botちゃん、中谷巌、コロナ増税

本日の令和ピボットニュースです!

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■ 諸外国の動向が、消費減税の追い風になることを願います。

消費税めぐり自民党内に減税論 時限措置で経済刺激、英独は引き下げ
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/200731/mca2007310500006-n1.htm

“英国やドイツなどは日本の消費税に当たる付加価値税の減税に乗り出した。現段階で政府は否定的だが、安倍晋三首相が消費税減税の判断を大義名分にして、年内にも衆院解散に踏み切るとの見方は消えていない”

“英国はレストランやパブで飲食する場合などの付加価値税率を期間限定で20%から5%に下げた。財政規律を重んじるドイツも19%から16%に引き下げ、食品などに適用される軽減税率は7%から5%になった。
オーストリアでは、アルコールを含む飲料の付加価値税が20%から5%になった。議連の若手は「日本も流れに乗り遅れてはいけない」と話す”

共産党の赤旗が、諸外国の減税措置をまとめていました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-24/2020072401_01_1.html?fbclid=IwAR2JHeVoGhIYldoHC7mYGNo2EV0gEQ7XPpfM-StDo7zdzTAqhK8ii18R6S0

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■ 小浜逸郎氏が、このコロナ危機においてこそ、MMTに基づく歳出拡大で対応すべきである理由を分かりやすく解説されています。

MMTはコロナ禍の日本経済を救うか 小浜逸郎/小黒一正
https://special.sankei.com/a/economy/article/20200730/0001.html

“自民党の安藤裕衆議院議員率いる「日本の未来を考える勉強会」議員連盟では、国債100兆円の発行と、消費税をすべての名目で0%にすることを提唱しています。来たるべき恐慌への備えとしては、これは当然と言っていい最低限の提案です”

“消費税をゼロにしても、政府は少しも困りません。その分だけ国債で補えばよい。現在のような緊急時こそこの措置がぜひ必要です。年収200万円の人にとって、20万円を消費に回せるのです。しかも政府に吸収されている全額が市場に出回り、その分だけ国民の経済活動は活発になります。”

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■大幅減速は予想されていたことではありますが、マイナス30%台というのは衝撃的です。

アメリカ 第2四半期GDP −32.9%で過去最悪
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000189704.html

“アメリカ商務省が発表した4月から6月までのアメリカのGDPの伸び率は、年率換算でマイナス32.9%になりました。新型コロナウイルスの影響により過去最悪の下げ幅です”

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■明確で十分な補償の約束ではなく、懲罰的な措置をちらつかせるのが今の自民党。本当に、中小の事業者が潰れることを何とも思っていないのではないでしょうか。

休業拒否なら補助金返還請求 自民幹事長室が新型コロナ提言
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020073001091&g=pol

“緊急事態宣言が再発令された場合、休業要請に従わない事業者には補助金や給付金の返還を求めることを盛り込んだ”

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■消費増税反対botちゃんの新たなマンガは売れ行きが好調のようです。消費税ゼロや粗利補償のコンセプトを分かりやすく伝えるため、拡散すべきですね。

マンガでわかる こんなにヤバいコロナ大不況 消費税凍結とMMTが日本経済を救う!
https://www.amazon.co.jp/dp/4299007263/

“新型コロナウイルスの爆発的感染拡大はかろうじて止まったように見える日本。しかし、政府の無策による副作用が出始めている! 海外に比べ遅すぎ、小さすぎの個人補償で国民の不満爆発、企業に自粛要請も十分な補償はなくコロナ倒産が続出……。このまま緊急事態宣言が続き、政府の愚策が続けば日本経済、日本国民は地獄に落ちる! 感染拡大を水際で阻止できなかった初期対応から、独断で決めた休校措置、不十分な経済対策まで、コロナショックで露呈した安倍政権のヤバさと正体をマンガで徹底検証”

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■現実と経済学の距離が広がった時、正しいのはあくまで経済学で現実が間違っているのだという斉藤誠氏と、経済学では現実を説明できないという中谷巌氏の対比が面白いです。

国の財政破綻はオオカミ少年か 「原発事故と似ている」
https://digital.asahi.com/articles/ASN7Y3S3KN7MUPQJ005.html?_requesturl=articles%2FASN7Y3S3KN7MUPQJ005.html&pn=8

斎藤誠「経済学は私たちがいる場所を教えてくれる座標軸のようなものです。いまは現実と経済学の理屈との距離が広がっています。あまりにかけ離れると将来、調整を強いられます。」

中谷巌「私もかつてはグローバル資本主義を信じていました。しかし次第に疑問が膨らんで、2008年に『懺悔(ざんげ)の書』である『資本主義はなぜ自壊したのか』を書きました。歴史や哲学を学ぶうちに、物理学の手法を援用した均衡論による経済学では現実を説明できないと気づいたからです。周囲の反応は9割方が冷たいものでした。ややこしいことをいうヤツ、というわけです」

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■どうも、「増税しかない」という空気がつくられようとしているようですね。

「毎年8160円負担増」の試算も…“コロナ増税”の恐未来
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee0d747592ff185f45fe8a8b13919dbf027b2b31
https://jisin.jp/domestic/1880689/

“政府はこれ以上、コロナ対策として出せるお金がないと考えているはずです。経済が成長しさえすれば、GDP(国内総生産)が上がることで政府債務の比率は下がるのですが、コロナ禍により経済はたいへん落ち込んでいる。政府は現状、増税しか手段がないとみているのでしょう”

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