令和ピボットニュース

令和ピボットニュース 2020/01/04

令和ピボットニュース(2020年1月4日号)/自衛隊の窮乏、MMT、iPS細胞、麻生大臣、安倍総理、月刊日本、維新の会、財政赤字、小泉進次郎

みなさんあけましておめでとうございます。
本日の令和ピボットニュースです!

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■ 安藤裕議員らの「日本の未来を考える勉強会」で開かれた、自衛隊の予算が削られすぎて「窮乏」に陥っているなど危機的な状況にあることを訴える、小笠原理恵氏の講演の動画です。

「日本の未来を考える勉強会」ー医療の自給自足と安全保障ー 令和元年12月10日 講師:国防ジャーナリスト・自衛官守る会会長 小笠原 理恵氏
https://www.youtube.com/watch?v=xiHzpEUto0Y&feature=youtu.be

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■ 藤井聡氏が、日本のあるべき財政政策を考える上でMMTがなぜ重要なのかについて、改めて解説しています。

日本の財政が「絶対破綻しない」これだけの理由 MMTが提唱する経済政策の正当性を理解する
https://toyokeizai.net/articles/-/320957

“MMTが提唱するこうした経済政策の正当性を理解するためには、まず、現代社会における「紙幣」とは(中央政府と中央銀行とで構成される)「国家」が作り出すものである、という「事実」を認識しておく必要がある。ついては、このお金をめぐる「事実」について解説したいと思う。”

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■ 不倫・公私混同疑惑で話題になった、厚労省の大坪審議官ですが、そのスピード出世がいかに不自然であるかを室伏謙一氏が解説しています。大坪審議官は、京都大学の山中伸弥教授の研究所を訪問し、iPS細胞関連の支援予算打ち切りについて「わたしの一存でどうにでもなる」と恫喝したと報道されていますが、ひょっとして仮に「山中教授つぶし」から利益を得るようなiPS細胞をめぐる何らかの利権と、大坪氏の「スピード出世」が関係していたら・・・などと想像するとぞっとしますね。

「文春砲」で渦中の厚労省大坪審議官が「異例のスピード出世」と言われる理由
https://diamond.jp/articles/-/224521

“こうしたありえない人事は、当然批判の対象となるのみならず、特に省内からの「恨み」の対象になったとしても不思議はない。
事実、今回の情報の出元も厚労省内であるとの話もあるくらいである。
では、なぜ「ありえない人事」が行われたのか?
この辺りに今回の一件の真相が隠れていそうである。”

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■ 藤井聡氏によると・・・というか多くの人が思っていると思いますが、アベノミクスの本来の思想と逆方向をいっている麻生財務大臣には退任いただくしかないようです。

藤井聡氏が語ったデフレ脱却への打開策…麻生氏切り
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12168-12310537/

“安倍内閣が財務省、麻生太郎さん(副総理兼財務大臣)の顔色をうかがっている限り、デフレ脱却はない。つまり、国民を取るか麻生を取るかで今、選ばれているのは麻生であり、国民は見捨てられている状況です。安倍内閣がデフレ脱却したいのなら、麻生さんに退陣していただき、超積極財政を展開するしかない”

“アベノミクスは元来が金融政策よりも財政政策をやるということだったのですが実際には財政政策は、まったくやっていない。消費増税で5%の時よりも15兆円ずつお金をバキュームカーのように国民から吸い上げてきた。毎年『逆補正予算』を打っているようなもの。”

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■ 安倍総理の年頭所感をみると、現状に関する危機感のようなものが一言も述べられていないのも驚きますが、「この国のかたちに関わる大きな改革を進めていく」という部分に、なんだかんだで構造改革が政権の基調であることがにじみでています。

安倍内閣総理大臣 令和2年 年頭所感
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0101nentou.html

“未来をしっかりと見据えながら、この国のかたちに関わる大きな改革を進めていく”

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■ 『月刊日本』が、“昨今跋扈する「エセ保守」とは大きく異る視点”から選ぶ2019年の5大「憂国」ニュースですが、今の日本の問題を的確に捉えられているのではないでしょうか。

保守論壇誌『月刊日本』が選ぶ、2019年5つの「憂国」ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191230-00209834-hbolz-soci&p=1
https://hbol.jp/209834

1.「おことば」を修正させた安倍政権<伊藤智永氏>
2.1か月の給料は「マイナス2万円」……。ある技能実習生の給与明細の衝撃
3.サンダース現象と山本太郎現象は何が違うのか? 社会を変えるために本当に必要なもの
4.総理のためだけに動く「官邸官僚」。今井補佐官の正体<森功氏>
5.日韓対立は両国の国民を不幸にする<石破茂氏>

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■ 例年のことではありますが、やはり憲法改正への協力と引き換えに、政権が大阪都構想を後押しするという流れになっているのではないでしょうか。恐ろしい話です。

首相が橋下氏、松井市長と会談 大阪都構想が話題に、菅氏も同席
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000203-kyodonews-pol

“安倍晋三首相は27日、橋下徹元大阪市長、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長と東京都内のホテルで会談した。維新が実現を目指す「大阪都構想」や、統合型リゾート施設(IR)事業が話題に上った。首相が意欲を示す憲法改正、2025年大阪・関西万博についても意見交換した。菅義偉官房長官も同席した”

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■ この記事で麻生教授は「民主主義のせいで財政赤字が膨らんでいる」と言っているのですが、いま歯止めが利かなくなっているのは逆に緊縮化の流れですね。

展望2020:増税できない日本、「赤字漬けの民主主義」に=慶大・麻生教授
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000064-reut-bus_all

“「(増税への)反対論が異常に政治的に大きな力を持ってしまったので、増税できない」と指摘。民主主義的な意識決定プロセスでは、選挙民が負担と利益の両方を勘案して政治家を選ぶことで間接的な統制が働くが「財政赤字がどんどん拡大しても(政治的に)増税がだめだとなると、負担感なしに今回の経済対策のように支出だけが膨らんでしまって、負担があるから支出を抑えようという選挙を通じた歯止めが利かなくなっている」と懸念を示した”

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■ 小泉進次郎氏らの進めてきた農協改革は、日本の農業をグローバル資本に譲り渡すもので、農業は国家が保護するという世界的な常識に反しています。JA京都の行動のほうが正しく、やむなく自己防衛を行っているに過ぎません。農家は「既得権」ではなく、グローバル化の犠牲者なのです。

進次郎肝いり農協改革に反旗、JA京都「農家数水増し」の呆れた実態
https://diamond.jp/articles/-/222822

“「農家数の水増し」は、一見、農協改革を骨抜きにする高等戦術のようにも思えるが、実態はJAが既得権を守るための保身術にすぎない”

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