令和ピボットニュース

令和ピボットニュース 2019/06/02

令和ピボットニュース(2019年6月2日号)

みなさんこんにちは、令和ピボットニュースです。
本日も、ネット上で配信されている「要拡散」情報や「要警戒」情報をコメントつきでご紹介します。


■ 消費動向は最悪です。この状況で消費増税は正気ではない。

5月消費者態度指数は8カ月連続悪化、マインド「弱まっている」=内閣府
https://jp.reuters.com/article/japan-may-cci-idJPKCN1T10J5

“内閣府が31日発表した5月消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯・季節調整値)は、前月から1.0ポイントの低下となり、39.4に落ち込んだ。低下は8カ月連続。構成する4項目「暮らし向き」「雇用環境」「収入の増え方」「耐久消費財の買い時判断」の全てが低下した。”


■ 内閣府の地域経済動向ですが、3ページ目の概況をみると各地方とも景況感が回復しているかのように思ってしまいますが、5-6ページにある通り、全国12地域中北海道・東海・九州・沖縄を除く8地域で景況判断は前回よりも落ち込んでいますね。

内閣府:地域経済動向(令和元年5月31日)
https://www5.cao.go.jp/keizai3/chiiki/2019/0531chiiki/gaikyou.pdf


■ 米中貿易戦争は、着地点が見つからず、長期化を見込んだほうが良さそうです。

米中首脳会談、通商巡り大きな進展予想せず=人民銀元総裁
https://jp.reuters.com/article/pboc-usa-trade-idJPKCN1T10AB

“戴氏は北京で行われたセミナーで、米中通商摩擦は長期的な問題だと述べた。
(中略)
その上で「日本で来月開かれる首脳会合で大きな進展を得るのは難しいだろうと私は予想している」と述べた。”

中国、1日から報復関税発動 猶予期間中も摩擦激化、悲観論
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/190531/ecn19053121410023-n1.html

“中国商務省元次官の魏建国氏も同フォーラムで「貿易摩擦は30年、あるいは半世紀続くだろう」と述べた。”


■ 米中貿易戦争の膠着状態に関する田村秀男氏の分析です。これだけ世界経済不安定化の兆しがあるなかでの増税強硬はまさに暴挙というほかないですね。

“リーマン”より深刻 対米摩擦で疲弊 「チャイナ・ショック」は底なし
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00000509-fsi-bus_all
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190531/mcb1905310500010-n1.htm

“米中貿易戦争の妥結めどは立たず、延々と続く。つまりチャイナ・ショックには終結の見通しはない。リーマン級にはならないと楽観して、消費税増税を強行するのは、まさに超弩級の台風を前に雨戸を開けるような暴挙ではないか。”


■ 一方日米関係についてですが、立憲民主党の枝野代表が、非常にまっとうな論理で安倍政権の対米譲歩を批判しています。

枝野氏「日本の一次産業、首相がアメリカに売り渡した」
https://www.asahi.com/articles/ASM615G7QM61UTFK00D.html?iref=pc_ss_date

“日本の一次産業は、ゴルフ場で、安倍さんによって、アメリカに売り渡されたんですよ”

“一次産業は、単なるビジネスじゃありません。カネだけでは計算できない、大事な仕事だ。輸出産業は、アベノミクスのもとで過去最高の利益を出している。これは、自由貿易の下で、一次産業を中心とする犠牲の上に成り立っている。だとしたら、輸出で稼いでいる企業に税金を払ってもらって、(それを財源に)戸別補償制度で一次産業の皆さんの暮らしを下支えしていこうではないか。(札幌市の街頭演説で)”


■ 麻生大臣によると、安倍総理とトランプ大統領の個人的な信頼関係のおかげで、歴史上最良の日米関係が構築されているらしいです。貿易交渉その他でアメリカに譲歩しまくってるんだから、そりゃあ、先方からは気に入られるでしょうね(笑)

麻生氏、日本の地位は「諸外国やっかむほど」向上
https://www.sankei.com/politics/news/190526/plt1905260013-n1.html

“両首脳が重ねる会談やゴルフに触れ「歴代首相が夢にまで見た日米関係がいま構築されている。諸外国がやっかむほど日本の地位は国際社会で上がっている」と述べた”


■ 経済学者の飯田泰之氏が、日本における貨幣の歴史をたどると、MMT的な信用貨幣論がじつは正しいのではと示唆する記事を書かれていて面白いです。

飯田泰之:「お金とは何か」日本史で考えると、その本質がこんなにクリアになる
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64909

“保有する銭の量によって位階を与える蓄銭叙位令(711年)、さらには722年以降の銭による納税の拡大により、徐々に流通貨幣としての地位を得ていくことになる。また同時期に1日の労働に対する支払いを銅銭一枚と定めていたと考えられている点なども興味深い。政府に支払う手段を政府が供給したこと、(特定の)労働の値段を政府が定めたことでわが国初の本格的な貨幣が誕生した”

“MMTの貨幣論は内生説に基づいているが、政府が独自通貨を発行する権利を重視している。国内の信用量は民間での貸借に限定されるものではない。むしろ政府支出による政府負債の増加が国内での信用貨幣の総量を決めることになるというわけだ”


■ 5月21日に衆院議員会館で開かれた、消費増税のリスクに関する有識者会議の詳報です。ぜひ拡散してください!

消費増税の「ヤバい真実」…40人のエコノミストが明かす衝撃の中身――元日銀総裁、元内閣参与らが緊急提言
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64856

“5月21日、衆議院会館である会合が開かれ、20人ほどのエコノミストが集った。彼らから次々と発せられたのは「消費増税すべきでない」数々の理由だ。
(中略)
そこで出されたエコノミストたちの意見に耳を傾けると、消費増税が日本経済にもたらす危険性について考えさせられるものがある”

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