配信が滞り申し訳ありません。本日の令和ピボットニュースです!
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■ 中野剛志氏によると、これからくるのは社会主義の時代だそうです。コロナ危機は戦時経済に似たところがあり、第二次大戦後と同じように戦時中の統制経済が戦後のシステムにもかなり影響を与えるのと、もともと長期停滞に陥っているので民間部門ではなく公的部門の需要創造が必要だから、とのこと。
「酸素吸入器付き資本主義」に導くコロナ危機
「戦時経済」「長期停滞」の先にある社会主義化
https://toyokeizai.net/articles/-/344506?display=b
“パンデミックの収束は、現時点では見通せず、長期化の可能性も指摘されている。仮に、長期化すると、各国の経済システムはどうなるのであろうか。
結論から言えば、ジョセフ・A・シュンペーターが予言した大転換がついに起きる可能性があると私は考える。
その大転換とは、「資本主義から社会主義への移行」である。”
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■ 当然こうなるわけですが、破綻はこれからますます増えていくでしょう。
4月のコロナ破綻50社超える 資金繰り切迫、急増鮮明に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000192-kyodonews-bus_all
“東京商工リサーチは21日、新型コロナウイルスに関連した中小企業の経営破綻が同日午後5時までの集計で、4月単月で53社になったと発表した。外出自粛の長期化などに伴う需要急減で資金繰りが切迫。21日の判明分だけで10社に上り、破綻の急増が鮮明になってきた。”
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■ 藤井聡氏による、「ウイルスの抑え込みは不可能だから、ウイルスと付き合う方向に転換すべき」という戦略の説明。緩和といっても被害を容認するという意味ではなく、トータルの被害を最小化しようという戦略です。
緊急事態宣言を「緩和」するタイミングこそ、ウイルス“撲滅”の抑圧戦略からウイルスと“付き合う”緩和戦略へと転換すべき時である
https://foomii.com/00178/2020041800081765618?fbclid=IwAR1wGSkYpjJujs-OFNNe_AL5MgVA-9h514bFwyNdqK7LNzBAaxsccw112Yk
“この「緩和」戦略、あるいは「ウイルスと付き合っていく戦略」の最大の特徴は、このウイルスは完全に抑え込めるものではない、という一点を出発点に据えるところにあります。
その上で、このウイルスが常にどこかに潜んでいるという前提を置きながら、
「その被害を最小化しよう」
と試みるわけです。”
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■ 橋下徹氏が、新型コロナで「軽症者は医療体制に負担をかけないため家で寝ておけ」と言っていたのに、自分は微熱でPCR検査を受けに行っていたとのことで、炎上しているそうですね。ネットでは「平熱パニックおじさん」と呼ばれているらしいです。
橋下徹36.8度の発熱でコロナPCR検査を受け炎上!上級国民の特権か?
https://risazoo.com/korona-hashimoto/
“平熱なのに?
条件満たしてないのに検査受けたの?
志村けんは条件守って家にいたのに
平熱パニックおじさんは何で検査受けられんの?”
TBS安住アナ、PCR検査で陰性判定の橋下徹氏に質問…「なかなか受けられない…やっぱり元大阪府知事だから優先してみたいなことあったんですか?」
https://hochi.news/amp/articles/20200419-OHT1T50031.html?__twitter_impression=true
“安住アナ「PCR検査をなかなか受けられないって言われてましたけど、橋下さん受ける経緯はどうだったんですか?やっぱり元大阪府知事だから優先してみたいなことあったんですか?」
橋下氏「それね、安住さん生放送でやめてください。みんなが思っていることなんですから。腹の中でみんなが思っていることなんです」”
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■ 不良品続出で炎上しているアベノマスクは、官邸の佐伯秘書官の発案だったそうです。安倍内閣では評判の悪い人ほど力を持つんですかね。
「布マスクで国民の不安はパッと消えますよ」アベノマスクを主導した“官邸の金正恩”ってどんな人?
https://bunshun.jp/articles/-/37353
“「佐伯(さいき)耕三首相秘書官(44)が安倍首相に『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ』と発案したのです。彼の進言に加え、3月に北海道の一部地域で実施したマスク配布が好評だったことも後押しとなった」(官邸関係者)”
“「高圧的な物言いに体型も相まって、いま佐伯氏は“官邸の金正恩”と称されています。官僚たちは佐伯氏を怒らせないよう神経を尖らせている。ただ、あまりの横柄さから、経産省では『もう本省には帰ってこられないだろう』と囁かれています」(同前)”
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■ 国からの10万円支給について、橋下徹氏を始め、「公務員の分は取り上げろ」といった人権侵害を平気で主張する人が後をたたないですが、それに対する藤田孝典氏の批判。ごもっともです。
橋下徹氏「給料、ボーナスが減らない人に給付する必要なし」対立や敵対心を煽らず、もう静かにしてほしい
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200422-00174724/
“早急に支給を待っている人にとっては非常に迷惑な話であるし、何度も議論をして、なるべく対象者を選別しない、という意図も理解されていないようだ。”
“何度も繰り返して辟易するが、支給対象を選別すると、その選別によって副作用が起こる。
例えば、橋下氏が推奨する生活保護受給世帯などの社会手当が減らない層、給料やボーナスが減っていない層には配布しなくていいという議論は大きな問題がある。”
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■ おぞましい内容で目を通すのも辛いですが、こういう危機のときには、人気取り発言を迅速に打ち出すポピュリストに指示が集まりやすいことは確かです。幸い、ネット上の反応としては今のところ「ありえない」という声が多いらしいですが、このまま経済対策の遅れが続くと、本当に実現してしまいかねません。
これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200422-00034737-president-bus_all
https://president.jp/articles/-/34737
“未曾有の危機を迎えた今、求められる内閣の「最強布陣」を探った。”
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■ 国庫に溶けるというのはそのとおりで、10万円をもらわないことは正義でも何でもありません。
和光市長、10万円は「全部地域で消費」宣言に5万「いいね!」…「申請しないと国庫に溶ける」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-04210266-sph-soci
“松本市長は「10万円、私は申請して、全部地域で消費させていただきます。申請しないと国庫に溶けてしまうだけ。本来、和光市には来ないお金なので、全額きっちり市内で使います。時節柄、飲食店のテイクアウトかなあ」とツイート。自治体の首長らしく、地元の活性化のために使うと宣言していた”
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■ 土居丈朗氏はいまだに、財政収支の悪化を批判しています。しかし、さすがにいま財政支出をするなと言うと反感を買うと恐れているのか、「ワニの口が崩壊した」という、「だから何?」レベルのことしか言えなくはなっているようですね。
10万円一律給付の補正予算で、ワニの口は崩壊した
https://news.yahoo.co.jp/byline/takerodoi/20200421-00174484/
“2020年度補正後予算ベースでみると、一般会計歳出総額は128.3兆円と断トツで過去最高額となり、上あご(歳出総額)が上に突き抜けて、もはやワニの口は崩壊したかのようである。
この補正予算では、税収の減額補正はしていない。だから、図にあるわにの下あご(税収)は当初予算で見積もった63.5兆円のままである。今後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、税収が減れば、この下あごはこの図よりももっと下がってしまうだろう。”
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