令和ピボットニュース

令和ピボットニュース 2019/12/21

令和ピボットニュース(2019年12月20日号)/野党、予算案、須藤元気、富裕層向けホテル、小泉進次郎

こんにちは。本日の令和ピボットニュースです!

────────────────────
■ 過去最大規模と成る与党の予算案について、野党が「バラマキ」と批判しています。野党がこういうテンプレ批判しかできない緊縮脳では、困りますね。

最大予算、衆院選にらむ与党 野党「ばらまき」と批判
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000014-jij-pol
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122001126&g=pol

“立憲民主党など野党は「ばらまき予算」とみて追及する構えだ。立憲の逢坂誠二政調会長は談話で「歳出拡大路線に全く歯止めがかかっていない。先の消費税増税で国民に痛みを求めた一方で予算の大盤振る舞いだ」と非難。共産党の小池晃書記局長も談話で「『ばらまき』ではなく、消費税率を5%に戻すべきだ」と主張した。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「成長率の見込みが極めて甘い」と批判し、「来年度は税収が大幅に減る可能性がある」と指摘した”

時事通信のコラムでも「バラマキ」が批判されています。

規模ありき大盤振る舞い 与党の圧力強く―景気刺激重視・20年度予算案
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122001087&g=cyr

────────────────────
■ こちらも「歳出削減が足りない」との批判記事。恐れる対象を間違ったままです。

アングル:財政出動「一本足」のアベノミクス、高まる歳出圧力で健全化遠く
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000081-reut-bus_all
https://jp.reuters.com/article/abe-budget-idJPKBN1YO0OP

“安倍政権下での財政健全化が停滞している。20年度当初予算は歳出総額が102兆6580億円で過去最高となった。過去最高の税収を見込みながら、基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の赤字幅は縮小しなかった。日銀の金融緩和による景気浮揚力が限られる中で、アベノミクスは財政政策がけん引する形となり、歳出改革へのかじ取りは厳しさを増しそうだ”

────────────────────
■ 須藤元気議員はランダル・レイの『MMT 現代貨幣理論入門』をお読みとのこと。こういう議員が増えてほしいものです。

https://twitter.com/genki_sudo/status/1207885093873672192

“これから帰りの新幹線で「MMT現代貨幣理論入門/L・ランダル レイ」を読みます。僕はMMTが日本経済を救うものだと感じているのでもっと理解を深めたいと思います。”

────────────────────
■ MMTに賛成派ではない井上智洋氏ですが、それでも今の日本の状況ではMMTの論点が重要であるとの解説。

熱い論争の的、MMTの本当の独自性はどこにあるのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191220-00058617-jbpressz-bus_all&p=1

“私もMMTに全面賛成ではありません。それでも、すでに述べたとおり、現在の日本経済という文脈では、(1)「財政的な予算制約はない」はとても重要な論点だと捉えており”

────────────────────
■ 政府の経済対策についての論評が混乱しているようです。「数字ありき」が批判されているようですが、そもそも金額が足りていないことの指摘は見当たらない状況です。

【論調比較・経済対策】 産経「規模ありき」、読売も「毎日1000億円が飛んでいく」と批判一色
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191219-00010001-socra-pol

“数字ありきの対策の上積みは過去にも見られる光景だが、年々厳しさを増す財政事情の下、大手紙の書きぶりは、安倍政権支持の読売なども含め、かなり厳しい”

────────────────────
■ ホテルを作ってもいいですが、そもそも観光に依存した経済は不安定ですし、外国の富裕層からお金を恵んでもらうというのは、目指す方向が間違っています。日本にはもっと多様で自立した産業のポテンシャルがあるはずなのです。

政府「高級ホテルを50カ所」に反対する人の盲点―「地方の良質な雇用」を増やす賢い投資になる
https://toyokeizai.net/articles/-/319740

“どんなに外国人観光客でにぎわっても、彼らから多くのお金が落ちないことには、地方創生にはつながりません。外国人観光客に最も効果的に、最も確実にお金を落としてもらう方法は、宿泊費の単価を上げることです。それには、富裕層向けのホテルの整備は避けては通れません。
日本の観光戦略は、人口減少という危機に対応していくという日本特有の視点から、いかにして付加価値の高い産業へ育成すべきかがつねに議論され、実行されてきました。その成果がいま、着々と出てきています。
今回の「高級ホテル開発50カ所」も、地方創生に大いに貢献してくれるのではないかと期待しています。”

────────────────────
■ 小泉進次郎氏らの進めてきた農協改革は、日本の農業をグローバル資本に譲り渡すもので、農業は国家が保護するという世界的な常識に反しています。JA京都の行動のほうが正しく、やむなく自己防衛を行っているに過ぎません。農家は「既得権」ではなく、グローバル化の犠牲者なのです。

進次郎肝いり農協改革に反旗、JA京都「農家数水増し」の呆れた実態
https://diamond.jp/articles/-/222822

“「農家数の水増し」は、一見、農協改革を骨抜きにする高等戦術のようにも思えるが、実態はJAが既得権を守るための保身術にすぎない”

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
メルマガ「令和ピボットニュース」のバックナンバーは
こちらでご覧いただけます。
https://reiwapivot.jp/library/text/

メルマガ「令和ピボットニュース」の購読登録ページは
こちらですので、ぜひ拡散してください。
https://a18.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=44&g=1&f=1

「令和の政策ピボット」公式ウェブサイト
https://reiwapivot.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++